過走行?【6万kmのマセラティ】の中古を購入⇒予想外の状況をレポートするよ

マセラティ 中古

6.4リッターアメリカンV8の
クライスラー300SRT8を購入したものの

やっぱりフェラーリサウンドが恋しくなり
クアトロポルテスポーツGTSに乗換え。

 

かれこれ4.7リッター自然吸気の
フェラーリ製V8を搭載した

グラントゥーリズモやクアトロポルテは
今回で9台目となりますが

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この手のクルマとしては
ちょっと過走行気味?な

約6万kmの距離を刻んだ
中古車なのでちょっと心配でしたが

その結果としては・・・
「いい意味」で裏切ってくれました^^

 

 





 

 

カーセンサーを見ていたら
いつもお世話になっている
ディーラーさんの在庫車で

距離こそ約6万kmと
そこそこ走っているけど

2013年式と最終後期モデルの
5代目クアトロポルテ 4.7Lの
スポーツGTSがでてたので

距離が距離だから
どんなもんかな~と思いながら
中古車を見に行ってみることに。

ネットの画像でも内外装ともに
雰囲気が良く映っていたし、

実車を目の前にしてみても
ネットにでてた写真通りに
非常にキレイ^^

そして試乗させてもらって
「確信」に変わり乗換えることに。

 

では、ここからこれまで乗ってきた
5代目クアトロポルテスポーツGTS、

①2009年式 4万km(白)

②2010年式 4万km(白)

③2010年式 1.8万km(青)

④2013年式 3万km(真珠白)

これらと、今回の約6万kmの
クアトロポルテを比較していきます。

 

 

①:乗り心地がいい

 

フェラーリ傘下の頃のマセラティ、
5代目クアトロポルテや
グラントゥーリズモって

あんまり乗り心地がいい印象がなく
「突っ張った」感じの乗り味な
イメージがあるんですが

今回の6万kmのクアトロポルテ、
いままでで一番乗り心地がいいなと。

ちゃんとサスペンションが
伸び縮みしているのがわかるような、

柔らかくはないけど
道が悪いところでも衝撃をちゃんと
角を丸めてくれているみたいな。

毎日使う路面が良くない道でも
普段乗り用のセルシオだと

ガツンとか室内に響くような箇所でも
6万kmクアトロポルテは何事も無いように
走り抜けてくれるし

そんな路面が悪いところで
車内がガサガサ、ビリビリとか

建付けの悪さを感じさせるような
低級な音もしないし^^

 

 

②:ハンドルが軽い

マセラティ 過走行車 中古

お次はステアリングの重さ。

5代目のクアトロポルテをはじめ
グラントゥーリズモは個体差からか

ハンドルの軽さが
ホント1台、1台異なります。

いままでで一番
ハンドルが重かったのは

2010年式、1.8万kmで買った
4.7クアトロポルテスポーツGTS。

駐車時の取り回し時に
「重っ!」って思っただけでなく

転回する時みたいに
ハンドルをいっぱい回したあとに
「戻り」も悪くって

フツーならハンドルから手を離すだけで
スルスル~と直進に戻るのが

この1.8万kmの個体では戻りが悪いから
自分の手で戻す方にも回して・・・と
厄介なコでした。。。

パワステのオイル交換や
添加剤入れたりしてみても変わらず、

結局パワステポンプを交換して
やっとまともなハンドルの軽さ、
操縦性になった状況で(苦笑)
パワステポンプ交換で確か15万ぐらいだったかな?!

距離が1.8万kmと全然走ってないのに
なぜかハンドルが重く戻りも悪いという
ちょっと謎な個体でしたが、

今回の約6万kmのクアトロポルテは
歴代のマセラティの中でも
一番と言っていいくらいに軽く、

かといって走ってる時には
軽すぎて恐いなんて言うこともなく
非常にいい塩梅で^^

そして軽いだけでなく
ステアリングを回した時に

いかにもギヤボックスの
歯車と歯車が噛み合ってますよ
っていうような感じもなく

スッキリとした感触が
とても好感できる。

2009年式のクアトロポルテ4.7スポーツGTSの時は、駐車する時とかは別にそこまで軽くないのに走行中には異様に軽くなってちょっと恐いな~って思ったこともあったりで、個性豊かですマセラティ!

 

あと、ステアリング関係と言えば
今回の6万kmクアトロポルテ、

轍とかでハンドルもとられないし
高速を走っても

今まで乗ってきたマセラティのなかで
バツグンに直進安定性がイイのも
うれしいところ。

 

2013年式、3万kmの
最終後期クアトロポルテの時や

2014年式のグラントゥーリズモ
MCストラダーレの時は

街中では轍にハンドルが左右に取られて
うねうねとした感じが手に伝わり

高速でも100km/h+αぐらいの
普通に流れに乗って走る程度でも
フラフラ気味でアレ?みたいな。

クアトロポルテ ビアンコフジ
2013年式3万km、ビアンコフジのクアトロポルテ。すごくパールが効いていてヌラヌラ感がすごかった・・・明るいときは黄色みが強いパールで、暗いときはシルバーみたいな発色でした^^

 

 

③:エンジンのフィール

マセラティ フェラーリサウンド

フェラーリF430系統の
V8が搭載されたマセラティは
非常に軽やかに回りレスポンスも良く

音程こそ高くはならないかもしれないけど
本家フェラーリよりも響きがある良い音が
魅力的ですが、

今回の6万kmクアトロポルテは
エンジンのフィールに関しても
今までで一番いいな~と^^

マセラティでよくあるアイドリング中の
わずかにブルっとする脈動も感じさせず

アクセルをわずかに踏み込めば
嬉々としてエンジンは回りたがり
変な微振動もなくスッキリと吹け、

遅くはないけど速いとは
あまり感じてこなかったマセラティが

「こんなに速かったっけ?」
と思わせるパワー感もあって!

また、自然吸気4.7V8搭載の
「マセラティあるある」ともいえる
3000rpm以降、音が消えていく感じが

6万kmクアトロポルテは感じさせず
まるでミラコラーレのフロントパイプを
装着しているかの如く

音が消えずに伸びていくのも
うれしいポイントで^^

でも、今まで乗ってきたクアトロポルテやグラントゥーリズモよりもストレスなく軽快にエンジンが回り、今までよりもアクセル開度が少なくても(負荷をかけなくても)元気に走ってくれるせいか2000rpm~2500rpmあたりの響きはちょっとおとなしい感じがしなくもないかな!?

 

マセラティ V8エンジン
マセラティ エンジン内部

納車前の整備で
定番のエンジンヘッドカバーからの
オイル漏れがあったそうで

パッキン交換をしてくださって
納車されましたが

その際の写真を撮ってくれたのを見ると
エンジンの中もキレイだな~と!

 

あと、走ってて感じるのが
オートマも非常に調子が良くて

マニュアルシフトで
変な突っかかり感もなく

スッ、スッとウルトラスムーズに
変速をしてくれるし。

けっこう個体によっては
ちょっとスムーズさに欠けたり

変速時に頑張って速く変速してる感じを
感じさせる個体もあっただけに

今回の6万kmクアトロポルテは
エンジン、ミッションともに
非常に快調だな~と!

あと、個体によってオートマで気になるのが赤信号とかで停車する際に自動で1速に落ちる時にシフトダウンに伴う「つんのめり」感が出て、カックンブレーキになりやすいのもあるんですよね。これが特に気になったのは2013年式、3万km、ビアンコフジのクアトロポルテでしたね。。。

5代目クアトロポルテ 後期

 

 

距離を乗ったクアトロポルテに乗換えてみて

マセラティ 中古 注意点

歴代で一番距離がのびている
6万kmの中古車に乗換えましたが

結果としてはいままでの
マセラティの中古の中で

一番状態がイイ!

という結果となり
大変満足している次第であります。

乗り心地もよく、ハンドルも軽く
エンジンもATも非常に調子よく、

一言でいえばすべてが
「スッキリしている」というもの。

道が悪いところでも
ボディやステアリングが
ブルブル、ワナワナすることもなく、

アイドリング中も、加速時も
微振動も感じさせず、

オートマの変速もスムーズと
非常にスッキリしていて後味がいい。

なんか値段の高い日本酒みたいな^^

距離が6万kmだから
てっきりエンジンマウントや
サスペンションのブッシュ類など
いろいろ交換されてるのかなと思ったけど

整備記録簿を見ると
特にこれといった履歴もなく・・・

でも、クアトロポルテ5台、
グラントゥーリズモ4台の
計9台乗換えてきた中で

この6万kmの中古車が
いちばんフィールがいい・・・!

年式が2013年式と
最終後期だからかなと思ったけど

ビアンコフジのクアトロポルテも
同じ2013年式だけど

今回の6万kmと比べると
ここまでじゃなかったし、

走行距離が短くてもここまでいいと
感じたのはなかったし、

これらをひっくるめると

個体差

今回のが大当たり

だったっていう
身も蓋もない話なのかな~と・・・

5代目クアトロポルテや
グラントゥーリズモの中古を
あなたも狙っているなら

距離が浅いかどうかだけでなく
実際にいろいろと見て、乗って、
感じて選ぶのがおススメです^^

ホント1台、1台、
個性的?ですので・・・!

 

こちらも注意⇒マセラティの中古を買うときに「損」しないために

マセラティ 過走行車

この手のクルマとしては
過走行気味な中古車に乗換えての
アレコレをお話してきましたが

注意したいポイントといえば
マセラティの中古を買うなら
もう一つ注意したいのが

下取り額を信用しちゃダメ
っていうのもあります。

いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら

提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性
あります!

実際自分でもあったのが・・・

事例①
CL7 アコード
  • 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
  • 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
  • ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
事例②
E92 M3
  • 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
  • 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
  • ネットの一括査定で相場チェック⇒400万

いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」

って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)

でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!

 

だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。

自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから

「25万で下取れますよ♪」

って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^

だからあなたも狙っている
マセラティの中古があるなら

いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。

1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。

はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。

それはあなた次第です・・・!

下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、

お目当てのマセラティの中古の
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?

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