クアトロポルテスポーツGTSの
ビアンコフジを購入したものの
カーセンサーを見ていたら
4シーター化された後期モデルの
グラントゥーリズモMCストラダーレが
思いのほかお安めなのを見つけてしまい
今回、初のMCストラダーレ購入。
いままで4.7リッターの
クアトロポルテスポーツGTSや
MCシフトのグラントゥーリズモやら
いろいろと入れ替えてきましたが
MCストラダーレは初めてなので
これまでのマセラティとの比較を
レポートしたいと思います^^
エンジン始動時と街中でのサウンドは?!
MCストラダーレと言えばの
センター2本出しのマフラー。
クアトロポルテスポーツGTSや
グラントゥーリズモSやスポーツに比べ
マフラーの消音機が小型化されているので
やはり朝一の冷間時のエンジン始動は
今まで以上にご近所様に気が引ける
けっこうな音量&音質で・・・
そのマフラーの構造のせいか
一発目の始動時は弾けるようなサウンド、
そして刺々しい音質!
グラントゥーリズモMCストラダーレのマフラーを下からのぞいて見るとなかなか面白い構造。青線部分で可変バルブが閉じて排気がタイコに迂回していくんですね~。ここで気になるのはマフラー出口手前にある「膨張管」の部分。この中は一体どうなっているのだろうか!?
クアトロポルテもグラントゥーリズモも
一発目の始動はけっこういい音量ですが
なんというかもう少し「まろやか」な
ファーストアイドル音ですね。
で、走行中のサウンドはというと
クアトロポルテスポーツGTSや
グラントゥーリズモSよりも
さらに響きがあって、
もう少し高音がでてる感じ^^
youtubeとかでMCストラダーレの
サウンド動画を見ていると
そのマフラー構造からか
「割れた音」の感じに聞こえますが
運転席から聞くサウンドは
従来のフェラーリ製4.7L V8の
甘美なマセラティサウンドのままで
グラントゥーリズモMCストラダーレは
さらに響かせ高めのトーンになっていく。
街中で常用する2500~3000rpmでは
割れた感じは全くなく響きまくり
従来の5.1chサラウンドを思わせる
「包み込まれる音」が快感・・・
街中でのカーボンブレーキのフィールは?!
グラントゥーリズモMCストラダーレ
と言えばのカーボンブレーキ。
普通の鋳鉄製ブレーキローターに比べ
重さが半分程度になって効きも良く・・・
と一般的には言われる
カーボンブレーキですが
まだサーキットみたいにガツンと
ブレーキを踏む機会がないので
効きが強力かどうかはわかりませんが
街中での一般的な運転での
カーボンブレーキをレポートしますと
まったくもってフツー!
もちろんいい意味で・・・です^^
よくカーボンブレーキは
温まるまで効きが悪いとかって
そういう話をきくじゃないですか。
なのでちょっと心配してたんですが
朝一に効きが悪いとかもないし、
(・・・と、思ったけど走り始めの方でスピードが出てるとブレーキを踏んでもスゥ~っと滑っていく感じがありましたね~やっぱり・・・!)
踏んでる最中に急に効きが良くなって
・・・とか違和感を感じることもなく、
信号で止まる時にも
最後にカックンになりやすい
・・・っていうことも全くないし
ホント違和感がないから
走っている最中にブレーキのことで
なにか意識させられることがないから
記憶に残ることがないんですよね。
強くブレーキしたときに
カーボンブレーキにふさわしい
強力なストッピングパワーを
発揮してくれるのかは不明ですが
少なくとも街中を走っている時に
マセラティ特有の効きの甘さを
感じさせることも特にないし
かといってローターにパッドが
しっかり喰いついてるな~っていう
制動力を感じることもない。
非常に自然なフィールで
いろいろな面で違和感を感じさせず
走ってて意識させられないっていうのが
自分的にはいいですね~^^
3万5000kmの中古車ですがローターもパッドの残量もパッと見た限りでは減ってるとかそういう感じが全くない。ローターのフチを触ってみても段差になってもいないし。ディーラーのメカニック氏曰はく、距離を走ってもパッと見の変化はないそうです。また、従来のブレーキのようにダストがたくさん出ることもないのでホイールもキャリパー汚れないとのことで^^確かに雨が降った後も普通の鉄製ローターみたいにサビが浮くようなビジュアルの変化がないですね!
マイナス100㎏の軽量化。その違いはあるの?!
後期の4シーター化された
グラントゥーリズモMCストラダーレでも
後席を取っ払ったMCストラダーレ同様に
約100㎏の軽量化がされてるらしいですが
どうやらフロントシートの骨格に
カーボンが採用され・・・とか、
トロフェオデザインの
ホイールも軽くて・・・とかで
後期のMCストラダーレも
4座席あっても軽いらしい。
で、エアアウトレットに加え
中心部にインテークを備えた
「カーボンボンネット」も
この軽量化に一役買っているそうで。
そんな軽量化を謳っている
MCストラダーレのボンネットは
グラントゥーリズモや
クアトロポルテに比べ軽いのか!?
ボンネットを外して単体重量を
量るわけにはいかないので
あくまでボンネットを開ける時に
感じる重さで比較すると・・・
う~ん、違いがわからない!
各車ボンネットダンパーもついてるし
元々が確かアルミ製だったと思うので
カーボン製になって
驚くほど軽いってことはなく
逆に期待していただけに
「軽くない、重い」と感じてしまう。
左側のエアアウトレット。ダミーじゃなくちゃんと開いてますね^^
ボンネット中央のインテークはダミーか!?・・・と思いきや写真には写せませんでしたが見る角度によってはちゃんとつながってました^^
でも、まあ車検証上では
通常グレードと比べ軽くなってるし
カーボンブレーキや軽量ホイールで
バネ下も軽量化されているから
走りの面では違いがあるんじゃないかと
MCストラダーレが納車されるまでは
ちょっと楽しみにしてたんですが
実際走らせてみてマイナス100㎏の
軽量化の恩恵を感じることは
正直なところほとんどなく。
自分のMCストラダーレ、
パワステの効きが甘いのか
走行中にハンドルが重いので
そういった面でも車体の軽さを
感じるようなこともないし。
ホント、マセラティって個体によってパワステの効きも大きく違います!いままでで一番軽かったのは0.4万kmの中古で買ったグラントゥーリズモスポーツ。停車時は指一本で回るんじゃないかってくらい軽かった・・・でも、クアトロポルテスポーツGTSはすごくハンドルが重い1台があって、3万kmぐらいだけどフルード交換しても軽くならず結局パワステポンプを交換したらすごく軽くなってくれたことが。確か15万ぐらいだったかな、交換費用は~
で、MCストラダーレの後に上の記事にあるように2013年式、最終後期のクアトロポルテ スポーツGTSに乗換えましたが、6万km近い距離を走った個体で、特にパワステポンプとか交換歴もないのにすごくハンドルが軽くてスッキリしてて、車庫入れはもちろん走行中も軽やかでイイ感じで^^体感的にはMCストラダーレよりも200㎏軽く感じさせます!
でも、通常モデルより車重が軽いからか
セミオートマの「半クラ」に違いが。
信号発進の1速とか
街中でノロノロ走ってるときに
2速で半クラになっちゃうような時に
グラントゥーリズモスポーツや
グラントゥーリズモSの時と比べ
半クラの時間がちょっと短く
なっているような気がする。
特に2速で半クラになっちゃうときに
ズルズルと半クラが続かないで
けっこう早いタイミングで
クラッチがつながってくれるのは
無駄にクラッチが減る感じがなく
走っていて精神衛生にもいい。
また、カーボンブレーキや
軽量トロフェオホイールによる
バネ下の軽量化によって
乗り心地が良くなってくれてたら
いいな~と思ってたけど
グラントゥーリズモや
クアトロポルテスポーツGTSに比べ
激的に乗り心地が
いいってことも特になし・・・
まあ、乗り心地が悪くなっていないともいえるかも。
今回購入したMCストラダーレ、いい感じにローダウンされてて前が指2本、後ろが指2本半とベタベタすぎない下げ幅になってたけどサスペンションをチェックしてみたら車高調になってた。純正のアイバッハのバネに、「MC」と書かれた純正ショックだけど車高調。加工したのかな?
リヤも車高調になってる・・・^^
後ろのフェンダーとタイヤの隙間が指2本半と、たぶん2~3㎝ぐらいのほんのり車高をローダウンだけど一般的サイズの車輪止めで超ギリギリバンパーすらずに済むレベルだった・・・今後気をつけないと!
ちょっと話がそれましたが
通常モデルに比べ100㎏軽いという
軽量化による変化は特になく
乗り心地もパワー感も大差はないし、
街中を普通に乗る分にはよくわからず。
MCシフト=セミオートマの
半クラッチの時間が短くなってる感じが
軽量化の恩恵と言えますでしょうか!?
「レースモード」のフィーリングは?
さて、MCストラダーレと言えばの
ギアチェンジを最速で0.06秒で行う
シフトプログラムが組み込まれた
「レースモード」。
フェラーリ430スクーデリアの
スーパーファスト2のシフトも
最速0.06秒で変速ということだから
おすそ分けしてもらったのだろうか?
で、このレースモード。
0.06秒の電光石火のシフトチェンジが
どんな感じかというと・・・
すみません、試してません。
グラントゥーリズモSとかのMCシフトも
スポーツモード+マニュアル変速で
「MC-S」0.1秒変速になりますが
この0.1秒超速シフト、
たしかアクセル開度75%以上で
作動するんだったと思いますが
シングルクラッチのセミオートマだから
超速シフトするとけっこうガツンガツンと
機械的に負担がかかってる感じがするから
ちょっと・・・ねえ・・・。
だからMCストラダーレの
0.06秒変速はまだ体験してません~
部品へのダメージを考えるとする気にもなれない。。。
でも、街中で走る時に
意外にもこのレースモードが
具合がいいんですよね^^
変速が早くてスムーズだし
デュアルクラッチ並みとはいかないけど
けっこういい線行ってます、コレ。
このスムーズな感じ、
アバルト595のセミオートマとか
フェラーリ360の感じと似てるかな!?
街中を走っている時に
スポーツモードとレースモードを
比較してみたけども
レースモードの方が
スムーズでいい感じだから
エンジンかけた瞬間から
レースモード一択ですね~^^
マセラティの良識ともいえる
「レースモード」という名称であっても
過剰に演出をするような
スロットルレスポンスにせずに
研ぎ澄ませていった感じで
街中でも違和感がなく
扱いづらさがないのはさすがです!
グラントゥーリズモ MCストラダーレは満足できるか
さて、MCストラダーレ。
結論としては、大変満足です♪
いままで4.7L V8のマセラティを
いろいろと乗ってきましたが
後期4シーターのMCストラダーレは
通常モデルと比べ失ってるものはなく
さらに甲高く響くサウンド
スムーズで円熟味のあるセミオートマ
MCストラダーレという特別感
といった満足が得られたと思う。
グラントゥーリズモMCストラダーレ、
買ってよかったと思う今日この頃です^^
注意⇒マセラティの中古を買うときに「損」しないために
グラントゥーリズモMCストラダーレの
レポートをいろいろしてきましたが
あなたもマセラティの中古を
狙っているなら注意したいのが
下取り額を信用しちゃダメ
っていうのがあります。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性が
あります!
実際自分でもあったのが・・・
- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^
だからあなたも狙っている
マセラティの中古があるなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。
はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。
それはあなた次第です・・・!
下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当てのマセラティの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓