大排気量6.4リッターOHVの
アメリカンV8をぶち込んだ
クライスラー300のSRT8。
2016年式の8AT後期型を
中古で購入して約1か月。
今回、街乗りや高速など
色々なシチュエーションで乗り回し
クライスラー300 SRT8 後期型の
不満点や満足している点を
インプレしたいと思います＾＾
不満点①：8速オートマの低速マナー
ZFの8速AT・・・
FCA（フィアット、クライスラー連合）
ということもあってか、
クライスラー300と姉妹車ともいえる
この頃のマセラティギブリの前期型で
あんまり印象のよくなかった
ZFのオートマですが
やはり・・・（苦笑）
街中の渋滞ノロノロ走行で
けっこうギクシャクすることがあり
低速時のマナーがちょっとって感じ。
たとえばアクセル全閉で
10km/hぐらいとか惰性で走ってて
そこからアクセルをじわっと踏むと
「カツン」とクラッチがつながるような
感じがあったり。
トルコンオートマなんだから
こういう微低速時はトルコン滑らせて
スムーズにしてくれた方がいいのに。
ちょっとソリッドすぎるんですよね
このZFの8速オートマ！
あと、前方が赤信号になったから
一定の踏力でブレーキ、減速してく時も
自動シフトダウンでギヤが変わる時に
エンブレが出て減速Gが強くなって。。。
ブレーキの踏力は一定にしてるのに
減速Gが一定じゃないのは
一人で乗ってても気持ち悪いし、
カミさんとか人を乗せてるときには
同乗者にとっても不快だろうし
「運転下手じゃね？」って
思われたりもするんじゃないかと。
これを回避するために
シフトダウンのエンブレを見越して
いつもより早めに
「緩く」ブレーキ踏んでいけば
急なエンブレの立ち上がりが緩和されて
スムーズなブレーキ、停車ができるけど
強めに減速せざるをえない時とかは
シフトダウンが間に合わないのか
急なエンブレが気になるところ・・・
この街中でノロノロ、トロトロの
低速走行時にギクシャクを感じたり
赤信号での減速時に
シフトダウンの急なエンブレによる
減速Gが変化しスムーズじゃないところが
クライスラー300 SRT8の
不満点①であります・・・！
不満点②：ストリートモードでの「気筒休止」
低負荷時にエンジン半分を休ませて
V4エンジンにして低燃費に貢献する
という触れ込みの「気筒休止システム」。
以前乗ってたコルベット C7のV8も
気筒休止がありましたが
アメ車って好きですよね～気筒休止。
ストリートモードでは
50km/hとか街中を流してる時にも
けっこう気筒休止が作動しますが
排気音が急にショボくなるし、
緩加速しようとするとコモリ音や
微振動が出たりして不快！
ストリートモードだと
50km/hぐらいの速度でも
7速とかに入っているから
半分エンジン休んでるV4状態で
そんな7速とかのギヤだと
いくらなんでも無理があるって感じ。
そんな状況だから
意図したような加速はしないし、
エンジンは苦しそうに唸るし、
すぐにV8に復帰すればいいのに
V4状態をしつこく維持しようとするから
なかなかこの不快な状況から
解放されないし！
しかもメーターパネル内の
瞬間燃費を見てみても
気筒休止してるV4状態と
通常の6.4リッターV8の時と
燃費が大きく改善してる
ってことも全然なく・・・
何のメリットも感じられないので
気筒休止をキャンセルできないか
ディーラーに聞いてみたところ
診断機とかでも気筒休止を
キャンセルはできないそうで。。。
これが300SRT8の不満点②ですが、
解決策としては
普段は基本スポーツモードで走って
気筒休止しないようにして
ノロノロ渋滞時とかには
ストリートモードにすると
不満点①のギクシャク感が
ある程度緩和するので
シチュエーションによって
面倒だけど使い分けることで
完全ではないけれど
おおむね①②の不満点を
解消できるようになったかなと。
不満点③：エアコンとかの操作性
エアコンの吹き出しモードの選択や
シートヒーター、ステアリングヒーター、
スポーツモードとか走行モードの選択と
いちいちタッチパネルのナビ画面で
操作しなきゃいけないのが面倒だな～と。
画面操作じゃなくて
物理的なボタンが設置されてれば
走っている時にも目線を動かさないで
操作とかできるのに・・・
これもちょっとした不満ですね～
不満点④：サイズのわりに広くない
まあ、不満点ってほど
気になることではないんですが
約5.1mという全長を誇る
堂々たるボディサイズの割には
後席スペースがそんなに広くない。
2リッタークラスのセダンと
大差ないんじゃないかな～と。
普段乗り用の
30セルシオと比較すると・・・
写真だとあまり差がないけど
実際にはセルシオの方が広大。
クライスラー300よりも
わずかに全長が短いにもかかわらず。
トランクにしても広いは広いけど
セルシオと比べるとちょっと狭い。
でも、“サイズのわりに”
っていうレベルで大きな不満ではないが
ちょっと残念なポイントでしょうか？！
・・・と、
ここまで不満点を挙げてきましたが
ここからはクライスラー300 SRT8の
いい点、魅力をいろいろレポートしますよ！
魅力①：乗り心地がいい、静粛性も高い！
こんなチョップドルーフみたいな
見るからにアメ車のマッチョな
デザインなクルマなのに！
想像の斜め上を行く
乗り心地のよさと静粛性の高さ！
上の比較記事でも書きましたが
シチュエーションによっては
セルシオよりもいいんじゃないかと
思わせるようなこともあるほど＾＾
この乗り心地のよさの
源泉はなんなんだろうと
足回りをのぞいて見てみると・・・
前後4輪とも別タンク付きの
ビルシュタインダンパーが！
アメ車にしては珍しいスリットローター！
そして鍛え上げたガチムチな肉体のような
高剛性ボディがしっかりと受け止めることで
不快な振動などを乗員に伝えず
快適な乗り心地を
実現しているんじゃないかと。
そしてクライスラー300 SRT8で
驚くべきはその静粛性の高さ。
ロードノイズや風切り音が
極めて抑えれてる感じ。
もちろんV8 HEMIのサウンドが
室内には常識的なレベルで
満たされているので
絶対的な静かさでは
セルシオの方が静かでしょうが
でもセルシオは基本静かだけど
路面などの状況によっては
その静けさが崩される時があって
静かな時との「振り幅」を
意識させられることも。
でもクライスラー300の方は
どんな状況でも常に静かさが一定で
雑音が抑えられてるって感じ。
高速を走ってもロードノイズ、
風切り音がホントよく抑えられてるし、
直進性も驚くほど高く安定してるからか
スピード感がないし長距離走っても
ラクなこと、ラクなこと＾＾
直進安定性と言えば
高速だけでなく街中を走ってても
轍とかでハンドルを取られることがなく
電動パワステのフィールも
すごくスッキリしてて軽めで
快適、楽ちんなことこの上なし♪
道の悪いところでも
ガツンと突き上げやブレるような感じが
身体に伝わってくるようなことがないし
内装の軋み音やビビリ音も出ない。
ロードノイズが路面の状態によって
大きくなったり小さくなったり
ノイズの音質が大きく変化もしない。
高速を走っても空力を考えたような
流麗なデザインでもないのに
風切り音がしないし
ハンドルも振動が伝わってきたり
ちょこまか取られたりすることがないし
静粛性、乗り心地、ステアリング
それぞれに非常～に雑味がない。
すごくスッキリしてる。
だから運転しててラクだし
長距離を走っても疲れないし、
ホント快適＾＾
この乗り味の質感の高さも
クライスラー300SRT8の魅力だな～と！
魅力②：6.4L V8HEMIのサウンド、フィール
クライスラー300 SRT8の
大排気量V8 HEMI。
過去に乗ったC7 コルベットの
6.2リッターV8は
フィーリングもさることながら
ガラガラ、ゴロゴロしたサウンドも
肌に合わず結局マセラティに出戻って・・・
でも、300SRT8の
6.4リッターV8 HEMIは
非常に軽やかなレスポンス、
低速時はフォロロロ～っていう響きある
味わい深いサウンドだし、
高速の料金所からのダッシュなど
高回転まで回してみれば
想像以上に甲高い響きがある
気持ちいいサウンドを発してと
官能性もあるし、
65kgmのビッグトルクが生む
余裕アリアリのフィーリングも◎！
あと、高回転までぶち回してる時に
より一層気持ちいい走りにしてくれるのが
街中ではちょっと・・・
って思ったZFの8速オートマ。
マニュアルモードでパドルを引けば
DCTミッションと言われても
違和感ないほどの超速シフトを
非常にスムーズにしてくれるし
シフトアップ時には
バスンっ！バスンっ！と、
アウディのRSモデルとかみたいに
破裂音とともに変速して
ガンガン走ってる時には
いい仕事します、8速AT！
パドルはアルミかなにかの削り出しだろうか？質感高くタッチもいいし、パドルを引いた時のフィールも良く、コルベットやE92BMW M3のような家電のスイッチみたいな残念なフィールじゃないのもイイ感じ。
だけど、パドルが下まで伸びていないのがちょっと残念だな～
6.4リッターという大排気量で
1気筒当たり約800㏄という
でかいピストンが動いているはずなのに
マセラティの自然吸気フェラーリ製V8
のような繊細で自然なレスポンスがあって
非常に軽やかに吹けるし、
街中から高回転まで
どのレンジでも楽しめる
味わい深いサウンドもある。
マセラティみたいなサラウンドがかった響きとはまた違うけれどかなり気に入りました、6.4L V8 HEMIサウンド！
そして有り余るほどの
強大なトルクがもたらす余裕・・・
なんだかこの6.4リッターHEMI、
アメリカンV8の味わい深さと
イタリアンV8の官能性能が
融合したようなエンジンだな～と＾＾
魅力③：右ハンドルの環境も◎！
正規ディーラー車の300SRT8は
右ハンドルになりますが
運転環境に違和感ないのも
ちゃんとしてていいですね～
マセラティ ギブリの右ハンドルは腰が痛くなるほどペダルが寄っちゃってますけど！
アクセルとブレーキの
高低差があるタイプだから
腰が痛くなったり
違和感があって運転しづらかったり
するんじゃないかな～と心配しましたが
2～3日でシートポジションも決まり
腰や背中が痛くなることもなく
慣れることができホッとしました。
ホント、クルマによっては1ヶ月もポジションが決まらないこともあったので2～3日でカラダが馴染んでくれて良かった・・・
また、シート自体の出来もいいなと。
硬いか柔らかいかで言えば
はっきり硬いですが
座り心地良く長距離でも
腰やお尻もいたくならないし
サイドサポートの張り出しも
がっちりカラダを包んでくれて
座っていて気持ちがいい。
こういう運転環境や
シートの出来の良さによって
街乗りでも長距離でも
ストレスなく運転できるのが
しみじみイイな～と思う次第であります。
クライスラー300 SRT8を購入して
クライスラー300 SRT8。
マセラティ グラントゥーリズモの
MCストラダーレから乗換えるにあたり
乗換えるに値する価値があるのか、
正直心配なところもありました・・・
MCストラダーレは台数が少なく
いま手放したら次にいいのが
出てくる保証もないし。
でも、昔から気になる1台だった
クライスラー300 SRT8の後期モデル。
しかもなかなか出物がない
パールホワイトの個体が近場に出たから
これはと思い乗換えたわけですが
感想としては300SRT8に
買い替えて正解でした！
いままでいろいろと乗ってきましたが
クライスラー300のSRT8、
一番いいかもしれない・・・
8速ATの低速時のマナーといった
多少気になる点はあれど
・乗り心地良さ、静粛性の高さ
・V8 HEMIのサウンドやフィール
・直進安定性の高さ
・雑味のないスッキリしたフィール
など、クルマを運転してて
気持ちがいいし、快適＾＾
そしてそのマッチョでチョップドルーフ
のような独特なスタイリング、
乗用車最大級となる
6.4リッターという大排気量、
街中でまず見ないクライスラー300の
絶対数の少なさといったような
希少性や所有欲を
満たしてくれるのもいいなと。
久々に「毎日乗りたい」と
思わせてくれるクルマです、
クライスラー300 SRT8！
クライスラー300の中古を買うときに「損」しないために
クライスラー300 SRT8を
あなたも中古で狙っているなら
注意したいポイントととして
下取り額を信用しちゃダメ
っていうのがあります。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性が
あります！
実際自分でもあったのが・・・
- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40～50万
- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから（泣）
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40～50万じゃないですか！
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました＾＾
だからあなたも狙っている
クライスラー300の中古があるなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
１～２分の入力で１０万円トクするか、
それとも５０万円もトクをするか。
はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。
それはあなた次第です・・・！
下取り価格が高ければ
毎月のローンを１万も２万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当てのクライスラー300の
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね＾＾
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか！？
愛車を一括査定に依頼してみる
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