
グランツーリスモSの
メンテにともない
ギブリの前期を代車で
借りることができました。
以前試乗でちょっと乗っただけでは
わからなかった
ギブリのベースグレードを
1週間程度乗った中でのあれこれや
グランツーリスモとの比較など
レポートします!
まずボンネットを開けてチェック!
なんか今っぽい雰囲気で
壊れそうな感じが全くしない^^

この画像に写したラジエターの
サブタンクなんかも
NAエンジンの先代クアトロポルテや
グランツーリスモのいかにもな
プラスチックの素材に比べ
ギブリはかなり頑丈な感じになってて
劣化に強そうな雰囲気!
またエンジンルーム内は
最近の外車にありがちな
ピーナツバターが塗られたような
見えないところはいいでしょ?的な
雑な雰囲気もなくイイ感じ^^

エンジン停止中に
マフラーを覗いてみると
バルブが開いてるのが見えます。
グランツーリスモもそうですが
やっぱりマセって始動時は
バルブオープンなんですね。
で、エンジンかけると・・・
キュルキュル・・・ブォオオオオ
って感じ。
バルブオープンでエンジンが
スタートするから
いきなり爆音が出るかと思ったら
そういう感じじゃない。
これがグランツーリスモSだと
キュルキュル・・・ファンッ!!
って超爆音ですから・・・
エンジンかける時に
タコメーター見てても
エンジンかかった時に
一気に2000回転くらいまで
ハリが跳ね上がるんじゃなくて
ゆっくり2000回転まで
上がっていくハリの動きだから
バルブオープンで始動しても
音の感じが穏やかなのかな?
でもまぁやっぱり自宅で暖気するのは
気が引ける音量と音圧ですが・・・!
次のチェックはトランク。

画像じゃよくわからないけど
いやぁ~かなり奥行きがある!
毎月取引先に送る関係で
カップラーメンを100個ぐらい
業務スーパーで買うんですが
グランツーリスモだと
トランクを満杯にしても
まだ入りきらないから
後部座席も
カップラーメンまみれに・・・
けっこうかさばるんですよねカップラーメン!
でもギブリならトランクだけで
全部飲み込んでくれてラクチン!
この大きさと奥行きなら旅行行くにも
キャリーバック2~3個ぐらいは
余裕で詰め込めそうか?!

で、マセラティのこだわりなのか
単純にエンジンルームのスペースの
問題なのかバッテリーはトランク下!
個人的には重量配分の最適化ウンヌンでこの位置になったと信じたい!!
次はインテリアチェック。
後部座席に座ってみると
ちょっと背もたれが立気味かなと
そんな感じがなくはないけれど
頭上も広いし足元も十分。

頭上の圧迫感のなさは天井を見ると
画像の赤丸の部分、ちょうど頭の上が
くぼんでる感じになってるから
圧迫感ないし、髪の毛も触ることなく
広々していて快適^^
これなら後に人を乗せても
文句が出ることはまずなさそう。
あとはグランツーリスモや
先代5代目クアトロポルテとは
別物の使い勝手の良さのナビが
うらやましすぎる・・・
反応の悪いリモコンでちまちま
操作する必要ないタッチパネルに
滲みのないクリアな画像・・・
ホント、ラクチン・・・!
ま、いまどきリモコン操作の
グランツーリスモのナビが
異常なのかもですが!!
ギブリのサウンド、走りはどうか?!

3リッターV6ツインターボ。
今回代車で借りたギブリは
ベースグレードなので
330ps/51.0kgm。
以前のチョイ乗り試乗ではなく
ちゃんと普段乗りして気になったのが
グランツーリスモSよりうるさい!
っていうネガティブな感想・・・。
もちろん絶対音量では直管状態の
グランツーリスモの方が圧倒的に
大きいんですが
音量じゃなくて音質的にうるさいと
感じてしまうのが正直なとこ。
街中を流している時にたえず室内に
流れ込んでくる「こもり音」が
けっこう気になる・・・
カミさんもグランツーリスモの
純正爆音は「眠くなる・・・」
って言うのに
ギブリのこの「こもり音」は
ちょっとうるさく感じるみたい。
こんな感じで街中を普通に流す
低回転ではこもり音がちょっと気になる
ギブリのターボサウンドですが
5000rpm以上はバルブが開いて
「クオォォ~~ン」と甲高い響きが
ターボ車らしからぬ良い音。
深めにアクセル踏みこんで
一気にペダルを戻すと
「プシュ~ン」ってターボ車特有の
音が聞こえるのもなかなか!
でもギブリ買うならEBMとかで
任意にバルブオープンできないと
ストレスたまるし危ないかも。
ちょっと深めにアクセルを
踏みこむぐらいじゃ
5000rpm手前できっちりと
シフトアップしちゃうから
ガッツリとフルスロットルにしないと
甲高く鳴きのある音を楽しめないし
5000回転以上までもってくと
けっこうスピードでてるから
街中じゃ危ない!
でもホント「クオ~ン・・・」って
高めのいい音だすから聞きたいし。
この「聞きたいけど聞けない!」
ってのがストレス・・・
ギブリとグランツーリスモSの
サウンドを比較すると
グランツーリスモSは
前方の吸気音と後方の排気音が
絶妙に組み合わさった
立体的で5.1chサラウンドな
フェラーリサウンドなのに対し
ギブリのサウンドは
グランツーリスモのように
吸気音との組み合わさった
立体感はないんだけど
マフラーが奏でるあの音は
充分に官能的な鳴きのある甲高さ。
ただ繰り返しですが
5000rpm以上にバルブオープン
という縛りが問題!!
ディーラーでもマフラーのバルブを
任意で開閉できるちょっとした細工を
してくれるところがあるので
あなたもギブリを買うなら
聞いてみるといいかもです。
オートマミッションに関しては
8速ATはスムーズでなめらか。
従来のZF6速ATのような
シルキーとは言いかねる
ぎこちなさも感じることはないし
へんな滑ったようなヌメリ感もなく
気持ちよくシームレスに変速する。
そんな優等生な8速ATも
ブレーキで減速してくと
ブリッピングしてギアを
落としてるのがけなげで愛らしい。
あとギブリで走ってて
気になるところと言えば
ターボのラグなのか
電子制御スロットルの設定なのか
フルスロットルにしたときに
一呼吸してからじゃないと
加速していかないのが
ちょっと気になるかな・・・
グワッとくるのも味かもだけど
もうちょっとレスポンス良くても
いいんじゃないかなって気も。

さて、代車で借りたギブリ。
国産車やドイツ車にはない
イタリア車の外観や雰囲気、
洗練されたインテリアや
ナビなどの電装品、
V6ツインターボの高回転の
サウンドや強力な加速感etc.
1週間乗ってみてギブリの
魅力はいろいろと感じられた。
グランツーリスモより横幅は
広いのに見切りが良いから
運転もしやすいし、
ガツガツ踏んでも燃費はいいし^^
でもそんな中でも排気バルブが
5000rpmからでないと開かない点と
街中で常用する低回転域の
こもった音だけはどうしても
慣れることはなかったし
ストレスがたまってしまった・・・
ギブリを買うならバルブ開閉だけは
任意でできるようにするだろな~。
でもそれ以外はイタ車の
ネガティブなイメージの部分を
感じさせることなく
ドイツ車や国産車に肩を並べる
洗練されたものを持ちながら
イタリア車らしい華やかさや
刺激を感じられるギブリ。
確かにギブリが
売れるのが値段だけでなく
わかったような気がします^^
こちらも注意:ギブリの中古を買うときに「損」しないために

マセラティ ギブリの中古を
狙っているなら注意したい
リコールのお話しをしましたが
あなたもギブリを
中古で狙っているなら
下取り額を信用しちゃダメ
っていうのにも注意です。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性が
あります!
実際自分でもあったのが・・・
【事例:①】

- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
【事例:②】

- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^
だからあなたもギブリを
中古で狙っているなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。
はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。
それはあなた次第です・・・!
下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当てのマセラティ ギブリの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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