ふくよかに隆起した
美しきフェンダーのライン、
フェラーリ製のV8エンジンが発する
低回転から鳴きのある共鳴音で
陶酔へいざなう排気音・・・
マセラティ グランツーリスモ!
しかしあなたがセミオートマや
ロボタイズドMTと呼ばれるMCシフトを
搭載したモデルである
・グラントゥーリズモS
・グラントゥーリズモスポーツ
・グラントゥーリズモMCストラダーレ
各モデルを狙っているなら
気になるのがセミオートマの日常性。
渋滞している道路をはじめとした
低速走行を快適にこなせるのか、
MCシフトと普通のオートマが
ラインナップされている中で
S、スポーツ、MCストラダーレと
MCシフトのグラントゥーリズモばかり
乗り継いできて
セミオートマのMCシフトを
あえて選択するメリットは何かを
レポートします。
①マセラティ グランツーリスモのセミオートマの日常性は?
セミオートマは
クラッチペダルが無くなった
マニュアルミッションの状況の中
気になるのは渋滞中のような
ノロノロ運転でのマナーが
気になるところ。
結論としては・・・
MT車を乗り継いできた人なら
特に問題はないのでは?
という“レベル”には仕上がっている
のではないでしょうか。
逆に言えばオートマ車ばかり
乗ってきた人にはつらいだろうなと。
MT車の運転と同様に
2台、3台先の車の動きも見て
ここで変速するべきか
それとも変速せずにパーシャルで
しのいだ方がいいか・・・など
まんまMT車の運転が役に立ち
スムーズに走らせることができます。
しかしオートマ車感覚で運転すると
しゃくってしまう様な動きがでて
同乗者の頭が前後に振れるほど
ギクシャクするでしょう。
自分自身としては免許を取って以来
マニュアル車ばかりだったので
グランツーリスモSに乗るまでは
極低速域でのクラッチ制御が
人間並みにできるのか懐疑的でしたが
実際にはよく制御できてるなと
思わず舌を巻いてしまうほど!
極低速走行や渋滞での快適性は
あなたの車歴ならぬミッション歴で
大きく左右されると思います。
⇒MT車を乗り継いできたなら
渋滞も違和感なく乗れるはず。
でも今までオートマ車ばかりなら
クラッチを意識するのが面倒で
疲れるかも!ギクシャクもするし。
②セミオートマのMCシフトを選択するメリットは何があるのか?
アクセル開度が80%以上で
5000rpm以上の状況であれば
「0.1秒」でシフト操作を完了する
MC-Sのシフトプログラムを搭載する
グランツーリスモのMCシフト。
でも「0.1秒」という数字から
イメージするほど速くはなく、
普通のMT車で3速⇒4速へ
電光石火のシフトしたような
速さと言えば伝わりますでしょうか。
ポルシェのPDKなどのような
「パン、パン、パン」とある意味
速いけど味気なくつながるような
速さではなく、
MT車で超速のシフトを
決めた時のような「速さ」と
「排気音」の抑揚を味わえます。
回りくどくなりましたが
とどのつまりは「0.1秒」という
額面ほど速いとは感じませんし、
速さは体感的にもDSGやPDKなどの
デュアルクラッチに比べて
メリットはない状況・・・
じゃあ、セミオートマの
MCシフトは選ぶ価値はない?
クラッチ交換の費用も考えれば
オートマの方がいいんじゃない?
と思うかもしれませんが
あなたが以下のことをクルマに
求めるなら選ぶべきはセミオートマ。
①クルマとの対話を楽しみたい
②MTじゃないと運転が楽しくない
③エキゾーストサウンドを楽しみたい
特に①②にあなたが該当するなら
MCシフトのセミオートマ車こそが
あなたを満足させてくれるはず。
発進時の半クラッチ状態をはじめ
常にエンジンとクラッチの状況に
意識をして運転するので
MT車を乗っているのと全く同一の
楽しみ=クルマとの対話ができます。
またトルコンAT車のパドルシフトで
マニュアルモードにした時のような
違和感もまったくなく
まさにMT車のテイストを
十二分に味わえます。
シフトアップもシフトダウンも
クラッチがミートされた時の
排気音の抑揚がまぎれもなくMT車。
特にシフトダウンのブリッピングサウンドは「ファンっ!」ってキレがある音がするし、1速20km/hとかでアクセルオフすると雷鳴のようなガラガラ~、ゴロゴロ~っていうまさにスーパースポーツって感じな3Dサウンドが楽しめるのもセミオートマの特権。(トルコンATのMCオートシフトだとあんまり奏でてくれないんですよね、この音。)
クルマとの対話や
クルマはやっぱりMT車と
あなたが思う向きであれば
クラッチ交換費用を考えても
満足度はセミオートマのMCシフトが
圧倒的に勝るはず。
気になるクラッチの耐久性も
グランツーリスモでは
過去のクアトロポルテなどの
デュオセレクトやカンビオのような
1万5000㎞や2万㎞で
クラッチ交換といった耐久性ではなく
休日や夜間での使用が多いといった
自分の使用状況では
2万5000㎞でクラッチ残量が
65%とまだまだいけそうな状況。
4万㎞は問題なくいけそうかなと
思っております。
もちろん、坂道でのノロノロ運転や渋滞が多いなんていう使用環境によってはクラッチの消耗具合は大きく変わってくるので、中古車を買う際には「クラッチ残量がどれくらいか」「クラッチ交換歴はあるか」というのは確認するのが吉です^^
また、あなたがセミオートマの
グランツーリスモを買ったら
おススメなのが暖気運転。
停車してではなく、ゆっくり走ってミッションオイルを温めることを意識した走りですね^^
普通のMT車ならシフトレバーの入りで
ミッションオイルが暖まったかが
判断できますが、
セミオートマのMCシフトは
機械的にシフトするので
ミッションオイルの油温が低くても
あまり違和感なくシフトしてくれます
しかしこれは機械的には負担が
大きい状況です・・・。
そのためエンジンをかけて
ミッションオイルの油温が上がるまで
シフトチェンジせずに
ゆっくり走ってあげるような
暖気運転を心がける気遣いをすれば
長い目で見れば無用な不具合や故障、
トラブルを回避できるはずです。
⇒MCシフトがいいか、
普通のトルコンATがいいか。
それはあなたがクルマに
何を求めるかでチョイスするのが
いいかもしれません。
グランツーリスモのデザインが
気に入って楽に流したいというなら
トルコンAT車を選ぶが吉。
でも車との対話を楽しみたいなら
セミオートマのMCシフトが吉。
※4.7Lの同じエンジンを搭載するクアトロポルテスポーツGTSにも乗り換えましたがトルコンATだとシフト時の音が全然違います・・・音の差はシフトダウンの時が顕著でファンっ・・・ファンっっていうキレのあるサウンドはMCシフトじゃないと楽しめません・・・!!
こちらも注意⇒マセラティグランツーリスモの中古を買うときに「損」しないために
グランツーリスモのセミオートマ、
MCシフトの日常使いについて
お話してきましたが、
マセラティグランツーリスモの
中古を買うなら注意したいのが
下取り額を信用しちゃダメ
っていうのもあります。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、
買い取り額を鵜呑みにすると
損をする危険性があります!
実際自分でもあったのが・・・
- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^
だからあなたも狙っている
グランツーリスモの中古があるなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。
はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。
それはあなた次第です・・・!
下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当てのグランツーリスモの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓