前回ブログに掲載した
音がイメージに合わず
結局購入には至らなかったですが
フェラーリといえど20年近くも
年数がたったクルマをいくつか
試乗してみて思ったことがあります。
2013年式(H25年式)の
グランツーリスモスポーツと比べ
どんな乗り味の差があったか。
レポートしてみたいと思います。
まずフェラーリ360を見に行って
思ったことはというと・・・
美しすぎて気絶しそう・・・!
ということ^^
トップの画像にある
シルバーの360モデナは
2000年式のサーキット仕様。
この子を最初に見に行ったんですが
360チャレンジ用のサスをはじめ
RSDのエアロ、ウイングが装着され
その低められた車高と相まって
異様なオーラを発している。。。
写真でも美しいが
実物の方がさらに何倍もいい!
元々全高が低いうえに
ボンネットの位置も非常に低く
それとは対照的に豊かに膨らむ
ヘッドライト回りやフェンダーが
ボンネットの低さを際立たせる。
マセラティも十分に美しいが
フェラーリと見比べると
普通のクルマに見えてしまうほど
360モデナの美しさは常軌を逸し
この美しさを毎日眺めるために
買いたいと思わせたほど・・・。
2000年初頭から現在まで風化しないどころか
ますます輝きが増す美しさにクラっ・・・
F1マチックのフィールはどうか?
いま乗ってるグランツーリスモが
MCシフト=セミオートマだから
フェラーリ360も最初から
同じくセミATのF1マチック狙い。
ただ試乗するまで心配だったのは
1999年に登場の360モデナだけに
シフトの制御はどうなのか、
2013年式のマセと比べて
制御が甘く変速が遅かったり
ギクシャクするんじゃないかと。
で、実際に試乗してみての
結論としては・・・
いや~、とってもよく制御できてるな~!
と感心してしまいました^^
その日は02年式、04年式と
立て続けに2台試乗しましたが
そのどちらのフェラーリ360も
・発進時にギクシャクもせず
・変速時間も特に違和感を感じず
・低速走行時のマナーも問題なし
と、2台とも短時間の街乗りですが
マセと比べて気になった点はナシ。
逆にグランツーリスモより
いいな~と思った点が!
たとえば交差点の左折。
マセラティグランツーリスモだと
自動シフトダウンの制御の関係で
4㎞/h以下にならないと
1速に落ちてくれません。
※6~7㎞/hとか微妙なところで
パドルで1速にシフトダウンすると
ギクシャクがでてメカ的に心配だから
あくまで自動シフトダウンを待ちます。
歩行者や自転車がいて停車すれば
1速に落ちるからいいけど
特に停車するまでもなく
ノロノロで左折できちゃうような時
2速で進入して5~6㎞/hという
微妙に1速にまだ落ちない状況、
しかも後ろに車がいたりすると
1速に自動シフトダウンする
4㎞/h以下になるのを待つと
さっさと行けよ!
って後続車に思われるので
2速のままで曲がっていきます。
しょうがなく。。。
その時、2tの車重があるからか
けっこうクラッチが滑るのを
耐えないといけません。
これが精神衛生によろしくない。
しかも滑らせてるし、2速だし、
車重があるから進みがトロイんです。
かといってアクセル深めにすると
今度はダダダッとジャダーが出るから
踏むに踏めないという状況で。。。
その点、フェラーリ360は
車体が軽いせいか同じような状況でも
滑り感なくグイグイ進んでいきます。
ちょうど試乗中にも
こんな場面があったんですが
ほんとグイグイ進んでくから
いつのまにか1速に落ちてたのかなと
シフトインジゲーター見てみたら
2速だったから驚きました!
まぁ、これはシフトの制御というより
車体の重い軽いの差だとは思いますが
このようなシチュエーションや
信号発進のゼロスタートなど
重いマセよりスムーズで
クラッチを滑らせてる感じを
感じさせないのは高評価です。
マセラティグランツーリスモは信号発進も
クラッチつながるまでトロイんですよね~
確かにこの感じだと4万㎞位は
クラッチが持つといってた
老舗フェラーリ専門店の社長の話も
信憑性があるな~と。
あと余談ですが冒頭の画像にある
シルバーのサーキット仕様、
この個体にはチャレンジ用の
シフトECUに換装されていましたが
全開シフトアップの変速速度や
クラッチがつながる際のショックは
グランツーリスモスポーツの
スポーツモードと同じぐらいな
印象ですね~。
360モデナの使い勝手は?
ミドシップゆえにトランクは
ボンネットの下にありますが
写真だとわかりづらいけど
実車でスペースを確認すると
想像以上に広い。
四角い感じだけど深さがあって
スーツケースも大きくなければ
2つはしっかり飲み込んでくれそう。
室内もシートの後ろに
ゴルフバッグが乗せられる
ということだけあって
手荷物やバッグなど置くには
ちょうどいいスペースがあるのも丸。
あと座ってしまえば
360モデナの室内は思いのほか
広々とした印象があります。
こんな全高が低いクルマだから
頭上が窮屈なのかと思いましたが
着座位置が低いからか
髪の毛が触れることもないし
印象としてはグランツーリスモの
運転席に座ってるのと大差ないくらい
ゆったりしてると思います^^
足元だってミドシップ特有の
タイヤハウスの張り出しで
これまた窮屈なのかと思いきや
別に気にならないレベル。
試乗で運転させてもらう時も
ちゃちゃっとポジションを
合わせられたし、
着座位置は低いけど
見晴らしが思いのほかよく
マセみたいにノーズが長くないし
全長も短いから狭い道もすぐ慣れて
緊張することなくフツーに
転がせられるラクチンさ。
外から360のその姿を見た時は
美しいけど運転しづらそうに
見えたけど、
ホント違和感なく
すぐに馴染めたのは驚き。
ただ、ドアミラーはちょっと
遠近感がつかみづらいかな?!
あと気になったのは街乗りでは
ちょっと足が硬い感じがする。
この辺りのフィーリングは
年式というか設計の古さというか
約20年前のクルマというのを
感じさせる部分だろうか。
でも、乗って走り出しちゃえば
なんの気負いもなくフツーに乗れる
柔軟性は親しみやすいキャラだと
感じた次第であります^^
360モデナの中古、お得に買うには?
フェラーリ360モデナの試乗、
マセラティとの比較などを
お話してきましたが
360モデナを中古で狙っているなら
注意したいポイントとして
下取り額を信用しちゃダメ
っていうのもあります。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性が
あります!
実際自分でもあったのが・・・
- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^
だからあなたも狙っている
360モデナの中古があるなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
そうじゃないと20万や30万は
すぐに損をしかねません・・・
下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当ての360モデナの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
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