レクサス GS Fと言えばの
2UR 5リッターV8エンジン。
IS F、RC Fと連綿と続いてきた
「F」を象徴するエンジンですが、
前回はマセラティのV8と
サウンドの比較をしましたが
今回は大排気量V8というジャンルで
過去に乗ってきたアメ車とGS Fの
街中でのフィーリングなどを
比較していきたいと思います^^
これまで乗ってきたアメ車は・・・
①:C7 コルベット(6AT)
②:クライスラー300SRT8
スペックを比較してみると・・・
レクサス GS F
排気量:4968cc
馬力:477ps/7100rpm
トルク:54.0kgm/4800~5600rpm
カタログ車重:1830kg
C7コルベット(ベースモデル)
排気量:6153cc
馬力:460ps/6000rpm
トルク:63.6kgm/4600rpm
カタログ車重:1540kg
クライスラー300SRT8
排気量:6416cc
馬力:476ps/6100rpm
トルク:65.0kgm/4150rpm
カタログ車重:2020kg
こうしてエンジンの
スペックを比較してみると
馬力はGS Fが一番高出力だが
6リッター超のアメ車2台は
さすがに強大なトルクを誇っている。
車重はけっこうバラバラですが
アクセルを奥まで踏み込めば
どのクルマもそりゃ速い。当たり前に。
コルベットは高速の追い越し加速とかで大きく踏み込むと、「前に強引に引っ張られる」ような加速感がしましたね~。よくこの手のクルマって”シートに押さえつけられる加速”とか、”飛行機の離陸する時みたいな加速”なんて表現がされることがありますけど、個人的にはそういう感じよりもなんか「前に引っ張られる」って感じが。たとえばジェットコースターの最初の加速の時みたいな!?
でも、街中を走る分には
けっこうキャラクターがわかれるのが
面白いところであります・・・!
予想外!街中では一番重苦しいコルベット
車重もこの手のクルマとしては
もはや軽量という表現ができるような
1.6t程度の重量に
6.2リッターの大排気量で
63.6kgmものビッグトルクだから
どんな走りをしてくれるのかと
納車前は期待が膨らんだものの
フタを開けてみれば
えっ・・・?
なんで・・・??
と、期待を見事に裏切られた
C7 コルベット。
上の記事でも書いたんですが
街中でジワっとアクセルを
踏むレベルでは
エンジンが反応してくれなくて
モッサリというか重っ苦しい
感じしかしなくて・・・
で、レクサス GS Fも
街中でフツーに走るときは
このコルベットっぽいな~と。
GS Fは口コミとかで
排気量のわりに低速トルクがない
っていうようなのを散見するけど
低速トルクがないっていうよりは
制御で絞られてるような感じが
個人的にはします。
発進時や街中を流している時に
この絞られた感じのせいで
レクサスGSFもコルベットのような
エンジンの重苦しさやダルい感じに
なってしまっているな~と。
停車時に軽く空ぶかししてみると
ワンテンポ遅れてタコメーターの
針が動くようなところからしても
安全性のために
わざとこういう制御にしてるのか?!
中古で買ったGSFには
トムスのスロコンが装着されてたので
「SP1」~「SP4」までの4段階中
真ん中の「SP2」に設定すると
だいぶ重苦しい感じが解消して
大排気量エンジンならではな
パワー感が感じられるように
なったけれども・・・
それでも完全とは言えない・・・
スロコンのモードを1段階目のSP1だと重苦しいノーマルとそこまで変わらず、3段階目のSP3や4段階目のSP4だと、信号発進とかゼロスタートが過敏になりすぎて使い物にならず。で、2段階目のSP2も発進時とかに過敏気味ではあるものの、まだなんとか許せるレベルだからSP2に落ち着いたんですが慣れると重苦しい感じがやはり気になるようになって・・・
いちばん車重が重いクライスラー300SRT8が最も軽やか
クライスラーの300SRT8。
6.4リッターの排気量
=1気筒当たり800㏄と
ピストンもデカく重いはずなのに
停車中に軽くアクセルを踏むと
非常にスッキリとしたレスポンスを示し
嬉々として回りたがる軽やかさは
マセラティやフェラーリのV8の
生き物のようなフィーリング。
同じアメリカンV8でも
シボレーとクライスラーで
こうも違うものかと思うほど!
そんな超ナチュラルな
レスポンスは走行中にも生かされ
大排気量ならではな
ゆったりと大らかな走りにも
マッスルカーならではな
狂気な走りにも自由自在にでき
2tオーバーの重量級にもかかわらず
500㎏ぐらい軽いはずのコルベットより
ずっとクルマが軽く感じるフィーリング。
街中を流すくらいの低回転時には
軽やかなフォロロロ~と響きのある
サウンドもなかなか素敵^^
あと、余談なんですが
クライスラー300SRT8で
これはスゴイと思ったのがタイヤ。
重量級で大トルクにもかかわらず
前後輪ともに245/45ZR20という
サイズのタイヤで
後輪が245幅というのは
正直この手のクルマでは細い。
レクサスGS Fは275、C7コルベットは285幅
さらには300SRT8の純正タイヤは
グッドイヤー イーグルRS A2という
軽い雪くらいなら
普通のタイヤより安心な
オールシーズンタイヤ!
しかも耐摩耗性を示すトレッドウェアが440という減りにくさ!
こんな車格的に細くて
ハイグリップとはかけ離れた
オールシーズンタイヤでありながら
フルスロットルにしても
多少後輪がムズムズするくらいで
矢のような直進安定性で突き進む。
こう考えると285とか295とか
そんな幅広タイヤじゃなくても、
245のオールシーズンタイヤで
65kgmのトルクを受け止めて
ちゃんと走れるんだなと・・・
クルマを後ろから見た時に細いタイヤが貧相に見えるのがちょっと残念だけどってのはありますが・・・
レクサス GS FのV8もアメ車っぽい!?
さて、レクサス GS Fと
アメ車2台を比較してみると
街中を普通に走る状況では
いい意味でけっこうアメ車っぽい
感じだなと^^
レクサスの主戦場が北米だから
当然と言えば当然か?!
低回転ではルロロロォ~と
アメ車っぽいサウンドもするし
大排気量・大トルクのエンジンらしい
フワッと押されるようなフィールも
アメ車な雰囲気。
でも、いざ踏み込めば
澄んだ高音サウンドに
高まっていく様は
イタ車的な官能性も
持ち合わせていて
レクサスGS F独自な世界観が
表現されているんじゃないかなと^^
アメ車の大らかさ、
イタシャ的な官能性、
さらにはセルシオ的な
滑らかさも感じさせるフィール
・・・と、
魅力的なエンジンだと思います、
レクサス GSFの2UR!
注意⇒GS Fの中古車を買うときに「損」しないために
レクサス GS FのV8エンジンに関し
いろいろとレポートしましたが
あなたもレクサスGS Fを
中古で狙っているなら
注意したいポイントがあります。
それは・・・
下取り額を信用しちゃダメ
っていうこと。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性が
あります!
実際自分でもあったのが・・・
- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^
だからあなたも狙っている
レクサス GS Fの中古があるなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。
はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。
それはあなた次第です・・・!
下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当てのレクサス GS Fの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓