100万以内で選ぶ日産のミニバン 中古【車種別注意点】を解説

コミコミ100万以内で
ミニバンの中古車選び。

今回は日産のミニバンを
予算100万で中古を買うなら
気をつけたいポイントを

【部品屋】の視点で車種別に解説!

それぞれの日産のミニバンで
故障の多い箇所など語っていきます!

 





 

・エルグランド

E51 エルグランド

日産が誇る高級ミニバンの
E51系 エルグランド!

予算100万で考えると
5万㎞前後の走ってないのも
過走行の20万㎞あたりのまで
もうバラバラって感じですが

E51エルグランドで注意したい
トラブルがいくつかありますが
最初は・・・

①エアコンのコンプレッサー

カーエアコン参考画像

春先~秋といった夏場には
整備工場からのお問い合わせが多い
=よく壊れているのが

ガスを圧縮させる
エアコンのコンプレッサー。

で、E51エルグランドで
このコンプレッサーに不具合がでると
非常に高額な修理代に見舞われます。

一般的にコンプレッサーが壊れると
上の画像にもあるように関連部品も
いろいろと交換しないといけず

10万オーバーは覚悟の
高額修理になってしまいますが

E51エルグランドは厄介なことに
後席を冷やすための構成部品である

「リヤエアコンユニット」

というのもアキレス腱で
ガス漏れなどが経年劣化で
発生しやすくなっています。

新品の定価が約15万と高額
コンプレッサーの焼付きが
リヤエアコンユニットからの
ガス漏れが原因となってというのも
少なくない状況です・・・。

そのためリヤエアコンユニットも
交換しないといけない場合には
恐ろしい修理代に・・・!

 

②ハブベアリング

ナックル ハブ 参考画像

ホイールを取付ける部分である
「ハブ」もトラブルが多い
E51のエルグランド。

・ゴーゴー異音がする

・ガタツキでハンドルがぶれる

などの不具合が
経年劣化で出やすいため
整備工場さんからお問い合わせが
ちょこまかくる「ハブ」ですが、

お問い合わせがきた
エルグランドの走行距離を聞くと

・14万5000km

・9万km

・5万km

と、距離に関係なく
トラブルがでている印象があります。

このハブはホイールが装着される
部分なだけに走行中は回転するので
ハブの内部はベアリングが入っていて

エルグランドに限らず距離を走れば
ベアリングの経年劣化などで
不具合はでるものですが

前述したとおり10万㎞以下でも
けっこうトラブルがでていますし

交換するとなれば
部品の定価が約5万なので
ちょっと痛い修理代に・・・

ハブの劣化による
異音などのトラブルも

エアコン故障と合わせて
E51エルグランドを買うなら
注意したいポイントであります。

エルグランドの中古は・・・

・エアコンの故障には要注意
リヤエアコンユニットの劣化も多く
20万コースの修理代にも!?

・ハブの異音やガタツキに注意
当たりハズレがあるのか
距離数が浅くとも不具合が!

試乗してみて異音がしないか
ハンドルにブレがないかなど
しっかり確認したいところです。

 

・セレナ

日産セレナ C25

お次は人気のミニバン、セレナ!

例えば上の画像のC25セレナは
2005年~2010年頃のモデルですが
中古相場をチェックしてみると

人気だからなのか100万ぐらいの
車両価格でも10万㎞前後と
そこそこ走ったのが多い印象ですが

そんなC25セレナの中古で
注意したいポイントは・・・

 

①CVTミッション

CVTの参考画像

C24セレナのころからの持病と
いっていいほど不具合を散見する
無段変速機のCVTミッション。

異音や加速不良が発生したり、
高速を走ってたら急減速したとか
いろいろトラブル事例が・・・

CVTを交換修理となれば
30万や40万がすぐ飛ぶだけに

C25セレナの中古を買うなら
要注意なポイントであります!

 

②オルタネーター

オルタネーターの参考画像

クルマの発電機である
「オルタネーター」。

C25セレナでは年間を通じて
整備工場さんからお問い合わせが多い
よく壊れている部品になります。

特にC25系セレナには
ベルトがかかる滑車の部分に
クラッチ機構が内蔵されていて

ひどいベルト鳴きや
クラッチの空回りなど
トラブルが出やすい状況に。。。

安価なリビルト品で交換でも
5万コースはかかりますので
注意したいところです。

※オルタネーターが故障すると
発電不良⇒バッテリーあがりにも
なってしまいますし・・・

 

③ラジエター

ラジエターの参考画像

エンジンを冷却する
熱交換器であるラジエター。

走行距離に関係なく
年数が経過したことによる
経年劣化で水漏れトラブルは
どんな車種にも起こりえますが

C25系のセレナはそれにしても
普段の仕事の中でこのラジエターの
お問い合わせが少なくない気がします。

特にH21年6/19~20に生産された
C25系のセレナにはラジエターに
不具合があるとして

サービスキャンペーン
アナウンスされたことも。

https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/091014s.html

ラジエター自体は
安価な社外品がありますが

工賃や冷却水などプラスすると
やはり5万コースは覚悟ですし、

それよりも水漏れに
気がつかずに走ってしまい
オーバーヒートなんていったら
大変なことになっちゃうので注意です。

セレナの中古は・・・

・CVTの故障には要注意
先代C24のころからトラブル多発。
もう1台クルマが買えるような
高額修理なだけにご用心を。

・オルタネーターの故障
C25セレナで毎日のように
整備工場さんからお問い合わせが!

・ラジエターの故障
水漏れトラブルに注意。

さらにC25系のセレナでは
停車中に「ブォ~ン」と音を出し
ラジエターに風を送るファンの
モーターもよく壊れています。

新品定価:約2万5000するのが
2ケついているので部品代だけでも
5万コースです~!

 

・ラフェスタ

日産ラフェスタ B30

5ナンバーサイズで
両側スライドドアを装備し
背が高すぎないミニバン・・・

ラフェスタ!

B30系の初代ラフェスタなら
コミコミ50万ぐらいであっても
3~4万kmぐらいしか走ってない

上モノのラフェスタが選べるほど
お買い得な中古相場になっていますが

そんな初代ラフェスタで
注意したい部分は・・・

 

①ラジエター

B30 ラジエター不具合

はい、まずはコチラの
ラジエターが注意ポイント。

上の画像にあるように
ラジエターホースとの継ぎ手が
樹脂製になっているため

ここから水漏れになってしまう
ケースが多い状況です。

で、この部分だけで
新品部品の供給があればいいですが
単品では供給がされないため

ラジエター丸ごと交換を
余儀なくされてしまいます。

純正品より安価な社外品の
ラジエターは探せばありますが

注意しないといけないのが
この樹脂パイプがついているかどうか。

過去に整備工場さんへ
B30ラフェスタの社外ラジエターを
出荷したはいいものの

「パイプがついてね~(怒)」

と、クレームになったことも・・・

あなたがもし
B30のラフェスタを買って
ラジエターにトラブルがでたら

安価な社外品での交換が
費用的にはおススメですが

その際にはこの樹脂パイプが
ちゃんと付属されるかどうかは
しっかり確認するのが安心です。

 

②オルタネーター(発電機)

C25セレナと同じく
B30系ラフェスタのオルタネーターも
「クラッチプーリー」がついてるせいか

整備工場さんからお問い合わせが
日々いただいているような状況です。

 

③CVTミッション

こちらもC25セレナと同じく
B30系のラフェスタでもCVTが
ちょっと恐いポイントであります。

先日も個人の方からメールで
お問い合わせがきましたが・・・

症状は、走行中一速固定になるような状態で、ディーラーで見てもらったところ、ステップモータの故障とのことでした。

ディーラーに修理見積を依頼したところ、当初5万円ぐらいだろうとのことだったのですが、調べてもらったところB30ラフェスタには、CVTのステップモータやレボリューションセンサーの単体での部品販売をメーカーが行っていないとの事でミッション丸ごとの交換になり30万はかかるだろうとのことでした。

なんて悲痛な叫びとともに
安いリビルトCVTはありますかと。

どうもセレナもラフェスタも
この頃のCVTはちょっと難アリなのか?!

いずれにしてもB30ラフェスタで
要注意な高額部品であります。

ラフェスタの中古は・・・

・ラジエターに注意
樹脂製のパイプジョイント部が
ネックになっていて不具合多し。

安価な社外ラジエターは
このパイプが付属されるかは
ちゃんと確認したいところです。

・オルタネーターの故障
C25セレナのオルタと同じく
クラッチプーリーだからなのか
トラブルが多い印象です。

・CVTのトラブル要注意
CVTもセレナと同じく
トラブルがでているので

B30系のラフェスタで
要注意なポイントです!

 

予算100万 ミニバンの中古で注意したいこと

さて、いろいろと車種別で
整備工場さんから問い合わせがくる
=壊れている部品を解説してみました。

中古車を買ってから怖い
CVTやオルタネーター、
エアコンのコンプレッサーetc.
といった高額部品の故障。

いずれにしても予算100万で選ぶ
ミニバンの中古車の多くは

年数もたってきていますし
距離も走っているので

お値打ちで買ったはいいものの
急に故障して修理代が・・・
なんてことにならないように

中古車販売店の保証

があるのが安心かもです。

また、数万プラスすれば
有償で保証がつくというなら
転ばぬ先の杖で保証をつけるのが
いいんじゃないかと思います。

部品屋として整備工場だけでなく
「一般ユーザーさん」からも
お問い合わせをいただきますが、

メールの中に

先日中古で買ったばかりですが
急に壊れてしまいまして・・・
保証がないので安いリビルト品は
ありますでしょうか・・・

なんてメッセージが
意外と少なくないんですよ。。。

ホント車って急に壊れますから
中古車を選ぶ際には値段や
走行距離だけでなく

保証の面も基準に入れるのが
おススメですよ^^

ミニバン選びの
基準にしてみてくださいね♪

日産 ミニバン 中古

ミニバンの中古、お得に買うには?

値引きの期待ができない
人気のミニバンの中古車、

アルミやローダウン、マフラーなどで
カスタム・ドレスアップされた車両

低走行の車両はビックリするほどの
ハイプライスになっていることも!

そんな状況の中、
気になるミニバンの中古を
購入する際に値引き以上に
総額を大きく低減させる効果的な方法
があります^^

その方法とは・・・

いま乗っているクルマを高く下取らせること!

中古車下取り

あなたは自分のクルマに
いくらの価値があると思いますか?

「10年落ち、10万kmだから20万円にもなればいいんじゃないかな~」

そんなふうに思っていて
自分のクルマの価値を知らないで
販売店に下取り額UPの交渉をしたら
大きな損をする可能性があります。

あなたが20万円くらいと
思ってた自分のクルマを

「25万円の下取り査定しますよ!」

なんていわれたら
OKしちゃいますよね!?

でも本当のあなたのクルマの価値が
60万円だったとしたら・・・?!

35万円も損することに

なってしまいます!!

この「自分のクルマの価値を知る」
ということはとても大切なことなので
覚えておくといいと思います^^

 

どうすればクルマの価値がわかるの?

中古車屋さんやクルマ買取店を
わざわざ1軒・1軒まわって

査定や見積をだしてもらうのは
現実的じゃありませんよね?

時間も手間もかかりますし・・・

そこでおススメなのが
インターネットの無料一括査定。

1回・1分程度の入力で
自分のクルマの下取り相場を
カンタンに知ることができます^^

実際自分もクルマをインターネットで
一括査定をしたことがあるんですが、
けっこう衝撃的でした・・・

ホンダのアコードユーロRを
10年近く乗って9万kmオーバー。
30万ぐらいになればいいかな~
なんて思っていたんです。

一括査定を申し込んだら各社から
ポツポツとメールが帰ってきて

A社・・・55万円 (おっ?!)

B社・・・70万円 (えっ!?)

C社・・・50万~80万円(ホ~!)

D社⇒100万!(いいんですか?!)

いやぁ~、自分では30万円と
思っていた車がこんな価値があるとは
・・・と、

買取相場と自分の感覚の開き
正直驚いたのを覚えています。

この無料一括査定サービスは、
たった1分~2分程度の入力で
あなたの愛車の価値がわかるので

気になるミニバンの中古を
もっと安くおトクに購入するために

無料一括査定で愛車の買い取り相場を
知っておいて損はないでしょう。

たった1分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円トクするか。

はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。

それはあなた次第です・・・!

下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、

お目当てのミニバンの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる