【予算100万】トヨタのミニバン 中古【車種別 故障事例】を解説

コミコミ100万のミニバン選び。

今回はトヨタのミニバンを
予算100万で中古を買うなら
気をつけたいポイントを

【部品屋】の視点で車種別に解説!

それぞれのミニバンで
故障の多い箇所など語っていきます!

 





 

①ノア、ヴォクシー

AZR60 AZR65

はい、トヨタのミニバンと言えばの
大人気のノア・ヴォクシー!

50万以下の激安中古は
10万㎞オーバー当たり前、
事故歴があるのも多い印象ですが

70~80万ぐらいの予算なら
探してみるとそこまで走ってない
ノア・ヴォクシーが見つかるはず。

まず最初に上の画像にもある
初代モデルのAZR60/AZR65系の
ノアやヴォクシーの注意したい
トラブルが多い部品は・・・

 

・セルモーター(スターター)

セルモーターの参考画像

エンジンをかける時に
キュルキュル・・・と音を出して
始動させてくれるセルモーター。

AZR60/AZR65の
ノアやヴォクシーでは

「ド定番」といっていいほど
故障が起きやすい部品の筆頭です。

どうやら内部構造が
ちょっと変わっているらしく

それが影響して耐久性に難がある
と思うとはリビルト部品を製造する
工場の技術者談。

このセルモーターに
不具合がでて交換となると

新品より安いリビルト品でも
工賃込み5万コース覚悟なので
注意したいところです。

 

 

・オルタネーター(発電機)

オルタネーターの参考画像

クルマの発電機であるオルタネーター。

初代の60系ノア・ヴォクシーをはじめ
2代目ZRR70、ZRR75の70系でも
オルタネーターの故障が多く

毎日のように全国の整備工場さんから
リビルトのオルタネーター見積依頼を
いただいております。

2代目70系ノア
ZRR70 ZRR75

ノアやヴォクシーのオルタネーターは
ベルトがかかる滑車部分のプーリーに
「クラッチ機構」が備わっていて

ひどいベルト鳴きや
空回りによる充電不良など

トラブルが出やすい
要因の一つになっています。

これも安価なリビルト品で
交換修理したとしても
5万コース覚悟の状況です。

ノア・ヴォクシーの中古車は・・・

・60系はセルモーターが弱点

・60系、70系ともに発電機であるオルタネーターの故障が多い

 

②エスティマ

ACR50エスティマ

お次はエスティマ!

いまだに色あせることのない
そのスタイリッシュなデザインは
美しいの一言に尽きます^^

現行型のACR50系エスティマを
中古で狙っていくとすると

コミコミ100万の予算でも
10万㎞前後走った2006年あたりの
前期の50エスティマになりますが

50エスティマの前期は
要注意な高額部品があります。

それは・・・

 

・ヘッドライト

50エスティマ 前期

 

上の画像が50エスティマの
前期モデルになりますが

この画像のヘッドライトは
水漏れしてライトがつかなくなる
なんてトラブルがけっこうあります。

で、こちらの新品定価は
なんと約15万円!と超高額。。。

どうやら水の侵入、
フェンダーで隠れる部分あたりから
入ってくるみたいなので

もし50エスティマの前期を買ったら
水漏れ予防でヘッドライトに
コーキングするのもいいかもです。

※下の画像の後期型ヘッドライトは
対策がとられているのか水漏れのトラブルは
今まで聞いたことがないのでその点は安心かと
50エスティマ 後期

 

・オルタネーター

次に50エスティマで毎日のように
整備工場さんからお問い合わせがくる
=壊れているのがオルタネーター。

先ほどのノア・ヴォクシーと同じく
クラッチ機構のプーリーだからなのか
リビルト品の在庫確認がよく来ます。

リビルト品で交換しても
やはり5万コースは覚悟なので
注意したいポイントです。

50エスティマの中古車は・・・

・前期はヘッドライトの水漏れに要注意

・発電機であるオルタネーターがよく壊れている

 

③アイシス

トヨタアイシス

お次はアイシス。

エレガントなデザインで
気品があっていいですよね^^

コミコミ70万ぐらいなら
そこまで走ってないのが探せて

けっこうお買い得な感じがする
アイシスの中古車相場。

で、アイシスの気になる
トラブルが多い箇所は・・・

う~ん、特にナシかな^^

台数がでてるクルマの割に
不思議と部品の問い合わせが
来ないんですよね~。

部品屋としては困りますが
中古車を買う方としては
故障が少ないのは良いこと!

でも、アイシスで注意したいことを
1つあげるとすれば・・・

 

◆ぶつけると高くつく

っていうこと。

 

クルマをぶつければ
修理代は高くなりがちですが

たとえばバンパーをぶつけて壊しても
同じ色のキレイな中古バンパーがあれば
修理代を大幅に安くできます。

しかし・・・。

アイシスはバンパーなどの
中古品がなぜかないんです。。。

部品屋業界では
ぶつけちゃいけないクルマの一つに
数えられているとかいないとか。。。

アイシスの中古は・・・

・特にコレといった弱点部品は見当たらないが、中古部品がなぜか出回らないのでバンパーやドアなどぶつけると大変です!

 

④ウィッシュ

10系ウィッシュ

さて、最後はウィッシュ。

コミコミ80万ぐらいの予算なら
バリっとした初代ウィッシュや

そこまで走ってない2代目の
20系ウィッシュの中古が
探せるような相場でしょうか。

では、そんなウィッシュで注意したい
不具合やトラブルが多い部品は・・・

・オルタネーター

 

20系ウィッシュには
例の「クラッチプーリー」が
装着されているからなのか
お問い合わせがよくきますし

初代の10系ウィッシュは
クラッチ付じゃありませんが

年式的な劣化からか
オルタネーターの問い合わせは
少なくありませんし、

セルモーターやラジエターなど
ちょこまかいろいろときます。

ウィッシュの中古は・・・

・20系ウィッシュはクラッチプーリーのオルタネーターなので要注意。

・10系の初代ウィッシュは年式的にいろいろトラブルがでてるのでご用心を

 

予算100万のミニバンで注意したいこと

さて、いろいろと車種別で
整備工場さんから問い合わせがくる
=壊れている部品を解説してみました。

こうしてみると発電機である
オルタネーターの故障が多いですね!

でも弱点とか関係なく
年数や距離を走れば壊れますし
長時間アイドリングなど使用状況でも
部品の寿命は大きく差がでます。

いずれにしても予算100万の
ミニバンの中古車の多くは

年数もたってきていますし
距離も走っているので

お値打ちで買ったはいいものの
急に故障して修理代が・・・
なんてことにならないように

中古車販売店の保証

があるのが安心かもです。

年数がたてばいろいろな部品に
経年劣化によるトラブルが
避けられない状況です。

ここまで不具合が多い部品として
オルタネーターなど話してきましたが
これらの他にも

・エアコンのコンプレッサー
カーエアコン参考画像

・オートマやCVT
ATミッション 故障

といった部品にトラブルがでれば
コンプレッサーは10万オーバー覚悟、

CVTやオートマが壊れたとなれば
30万や40万が飛んでいくような状況!

そのため年数のたった
トヨタのミニバンを中古で買うなら
販売店の保証が手厚いのが安心ですし

また、数万プラスすれば
有償で保証がつくというなら
転ばぬ先の杖で保証をつけるのが
いいんじゃないかと思います。

部品屋として整備工場だけでなく
「一般ユーザーさん」からも
お問い合わせをいただきますが、

メールの中に

先日中古で買ったばかりですが
急に壊れてしまいまして・・・
保証がないので安いリビルト品は
ありますでしょうか・・・

なんてメッセージが
意外と少なくないんですよ。。。

ホント車って急に壊れますから
中古車を選ぶ際には値段や
走行距離だけでなく

保証の面も基準に入れるのが
おススメですよ^^

どうぞご注意くださいませ!

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