外車の中古、【後悔しないための3つの注意点】とは

外車 中古車 注意点

BMWの5シリーズや7シリーズ、
ベンツEクラスやSクラス、
アウディのA6やA8、

フェラーリにポルシェ、
ジャガー、ボルボ・・・etc.

新車当時は高くて
手が出なかったクルマも、

5年落ちや10年落ちで
「これなら買えるな!」と
思わず思ってしまうような

お値打ちプライスに
なっていることも少なくありません。

しかし外車に対する精神的な垣根
(壊れやすいネガティブイメージ)が
昔ほど無い現在においても

リスクをしっかり把握していないと
痛い目にあってしまいます。

輸入車・外車の専門店だけでなく
普通の中古車屋さんでも店頭で
激安プライスを掲げていることも
少なくありませんが、

買ってから困らないために
覚えておきたい外車を購入する際に

注意したい、心得ておきたい
3つのポイントをご紹介します!

 



 

1.整備ができない!

どんなにBMW・ベンツ・アウディ
といった外車を街中で見かけるように
なったといっても、外車は外車。

国産車ではありません。

万が一故障した際に
ディーラーでないとできない
作業があったり、

一般的な作業であっても
なじみの整備工場では工具が無く

ネジ一本すらも緩められない
なんていうことも少なくありません。

外車 トルクスネジ
↑国産車ではまず見ない特殊なネジ

このように国産車と違って
工具の規格やサイズが異なることが多く、

一般的な整備工場では工具の関係と
外車を触りなれた人間がいないなどの
問題から整備を断られるケースも
少なくありません・・・。

また、電子制御が進んでいる
高級車クラスは特に厄介で、

コンピューター関係が故障した場合に
安い中古部品を見つけたとしても
使えないことが多々あります。

これはディーラーでの
コーディング作業と呼ばれる
セッティングやリセットが必要になり

ディーラーでは品質を担保できない
中古部品の持込は拒否されてしまい、

泣く泣く高額な新品部品での
修理を余儀なくされてしまいます。

これらの状況から
ディーラーの認定中古車以外で
外車の中古車を購入する際には、

故障した際に提携の整備工場があるか
新品部品より安価な社外品を使って
修理・メンテナンスができるかなど
販売店に確認するのが安心です。

このアフターフォローの面で
しっかりした体制があるかどうかで

あなたが輸入車、外車の中古を
買った後の維持費の部分で
大きな差がついてしまいますので。

輸入車 外車 中古車の維持費

 

2.部品が高い!

国産車と違って車格や車両価格に
関係なく部品が高いといっても
過言ではないくらいに

いろいろな部品が高いというのも
購入後でないとわからない盲点。

たとえば国産車であれば
2~3万円の定価で買えるような
ドアミラーであっても、

外車ではぶつけてしまって
ドアミラーを交換するなんていう時に

新品定価が10万オーバーもする
なんてことも珍しくない状況で

その部品代の高さに
驚いてしまうこともしばしば。
ドアミラーの「鏡」だけでも7万とか8万とかするような車種があるほど。。。

 

そして外車・輸入車は
「車格」に関係なく新品部品の
純正定価が高い傾向にあります。

たとえばコンパクトクラスの
VWゴルフもモデルによっては

中古車で30万円あたりで
買えてしまうものありますが、

ドアロックが壊れ修理しようと
値段を聞いたら新品定価が
10万円近い金額を言われ

開いた口がふさがらない
状態になっていた方も・・・!
※国産車なら2~3万程度で修理できるのに!!

新品は高いから安い中古部品を探して
修理費用を抑えたいと思っても、

国産車と違ってクルマの絶対数が
少ないので中古部品の流通も少なく、

高額な新品部品で
修理を余儀なくされることは
覚悟しておく必要があります。

 

3.部品が欠品、本国取り寄せ!

日々の仕事で整備工場さんから
部品の問い合わせをうける中で
会話に出ることが少なくない

「国内欠品中で本国取り寄せになるので、中古で部品がないでしょうか?」

というフレーズ。

ちょっとした整備で必要になった
部品を新品で取り寄せようとしたら、

国内に部品の在庫が無いことも
外車では多々あります。

本国から部品を取り寄せると
船便などで1ヶ月は少なくとも
かかってしまいますので、

部位によっては部品が来るまで
車が使えないなんていうことも!

ちょうど先日もベンツSLのラジエターの問い合わせが来ましたが
国内は欠品、ドイツには在庫有りで1か月程度の納期がかかる
なんてことがあったばかりです・・・!

輸入車 自動車部品

 

外車 輸入車の中古を購入する時の注意点

はじめて外車を購入するというのなら
整備の面やアフターフォローの面で
メリットのある

ディーラーの認定中古車
価格的には多少高くても
安心かもしれません。

また、一般の中古車屋さんで
外車の中古を購入するのであれば

保証やアフターフォローに関して
入念にチェックしておいたほうが

万一の際にあわてることが
なくなるのではないでしょうか。

売ったら売りっぱなしの
中古車屋さんで買ってしまったら
ホント困ってしまいますので・・・

また、最後に海外の自動車雑誌に
出ていた格言?をひとつ。

「そのクルマを新車で買うことができる財力が今も無ければ、中古でいくら安くなっても買うべきではない。」

夢の無い、非常に現実的な話ですが
部品の卸をしている立場からすると
この格言は言い得て妙。

特にBMWやベンツ、アウディといった
ドイツ御三家あたりの新車価格が
1000万クラスのクルマが

そんなに距離を走っていない
4~5年落ちぐらいの中古で

200~300万ぐらいになってるような
驚き価格も多く見受けられますが

しかしどんなに中古車価格は
新車当時の半額以下といった
二束三文のような金額であっても

部品代や工賃はそのクルマ本来の
「高級車価格」のままです・・・。

 

外車、輸入車の中古車。

国産車にはない
雰囲気やフィールといった
非常に魅力的な部分は多いですし

新車価格も中古車価格も
国産車に遜色ない状況にも
なってはきていますが

買った後の維持費の面は
日本車とはやはり勝手が違う

ということは認識しておいて
損は無いと思います。

あなたも外車を中古で買うなら
どうぞご注意くださいませ!

 

BMWやベンツなど、気になる外車の中古をおトクに購入するには?

輸入車 中古

外車、輸入車の中古を買うなら
注意したいポイントをいろいろと
お話してきましたが、

注意したいポイントといえば
外車・輸入車の中古を買うなら
もう一つ注意したいのが

下取り額を信用しちゃダメ
っていうのもあります。

いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら

提示された下取り額、買い取り額を
鵜呑みにすると損をする危険性
あります!

実際自分でもあったのが・・・

事例①
CL7 アコード
  • 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
  • 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
  • ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
事例②
E92 M3
  • 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
  • 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
  • ネットの一括査定で相場チェック⇒400万

いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」

って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)

でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!

 

だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。

自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから

「25万で下取れますよ♪」

って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^

だからあなたも
外車、輸入車の中古を狙っているなら

いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。

1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。

はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。

それはあなた次第です・・・!

下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、

お目当ての外車、輸入車の
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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