壊れやすい車、壊れにくい車。
たしかにそういう傾向にある車は
あるにはありますが、
それよりも「車の使い方」で
壊れる・壊れないは変わります!
普段あなたが車に乗るなかで
「えっ、そうなの?!」
と思ってしまう車の寿命を縮め
故障を招く使い方をご紹介します!
車の故障を招く
普段何気なくしていること。
たとえば・・・
スーパーの買い物で長時間のアイドリング!
休日のスーパーの買い出しで
駐車場を見ていると
アイドリングしながら待っている
お父さんなどの姿をよく見かけます。
夏場ならエアコンをかけて
1時間近くもアイドリング・・・
この状況、実はクルマにとって
非常に過酷な状況にあります。
そして確実にあなたの車に
ダメージを蓄積させます!!
長時間のアイドリングはなぜクルマに悪い?
ではなぜ長時間のアイドリングが
クルマにダメージを蓄積させて
故障を招くのか。
その大きな要因は、「熱」。
アイドリング中は当然ながら
走っている時のように走行風が
あたらないので
エンジンルーム内は
凄まじい高温がこもります。
特に夏場なんて外気温の高さや
エアコンを使用することによる
冷媒ガスの発熱も加わり灼熱地獄!
この高温状態によって
故障しやすい高額部品なのが
・オルタネーター(発電機)!
バッテリーへ電気を供給する
発電機のオルタネーター。
長時間のアイドリングでは
バッテリーがあがらないように
オルタネーターが発電しっぱなしな
状況になりやすいですが
発電する時にはヤケドするくらい
オルタネーターは発熱します。
そしてアイドリング時は
エンジンルーム内の温度も高く
熱がこもっているので
オルタネーターは冷めることなく
高温状態が続いてしまいます。
そしてこんな状況が続くと
熱によって内部の電子部品がパンクし
急に発電しなくなります。
オルタネーターが発電しなくなれば
バッテリーの電気を使い果たしたら
あがってしまって立ち往生!
発電機のオルタネーターは
このような状況が災いしてか
夏場にはエアコンとともに
部品の問い合わせが急増する
定番故障部品なんです。
※純正新品よりも安いリビルト品でも
5万前後はする高額部品の一つ・・・!
また、この熱によって
エンジンルーム内のホースなどの
ゴム部品の劣化も促進しますし、
さらにはアイドリングのような
エンジンの回転数が低い状況が
長時間続くと心配なのが
エンジン内部の汚れ!
特に直噴エンジンは
アイドリングのような低回転時に
スラッジがたまりやすい状況で
エンジン不調やアイドル不調、
燃費の悪化といったトラブルを
招いてしまいます。
【カーボンで汚れたピストンのイメージ画像】
長時間のアイドリングは
環境問題の云々以前に
自分の車が壊れるという
実害をもたらします。
壊れやすい車、壊れにくい車。
どんなクルマであれ実は使い方次第で
壊れやすくも壊れにくくもなります。
長時間のアイドリングは
確実にクルマの寿命を縮める
ということは覚えておいて
損はないと思います。
これを知ったからには
もうムダなアイドリングが
怖くてできなくなります・・・
どうぞご注意くださいませ!