イタリアンデザインが異彩を放つ
美しきコンパクトカー・・・
イプシロン!
元々はイタリアの名門
ランチアのイプシロンでしたが
フィアット・クライスラー連合によって
エンブレムを入れ替えアメ車として
販売されているのはご存知のはず。
エンブレムが変わったぐらいしか差がないのは幸いか!?
今回クライスラーイプシロンを
代車としてお借りしたので
室内の広さや日常の使い勝手、
走りのフィーリングなどを
レポートしたいと思います^^
室内の雰囲気や広さ、積載性は?
ハンドルにはクライスラーの
エンブレムが装着されてはいるものの
そのインテリアの雰囲気は
いい意味でイタリア車っていう
素敵な雰囲気でイイ感じ^^
ダッシュボードやドアトリムも
手触りのいい柔らかな質感だし、
黒い樹脂の部分もアメ車のように
プラスティッキーで「シボ」が
はっきりしているってことはなく
滑らかな感じの表面で
洗練されてて頑張ってるな~と^^
個人的にはこの黒い樹脂部分の感じ、
マセラティの感じに似てるな~と。
もちろん、パワーウインドスイッチとか
そういった部分はコストダウンのためか
硬質なプラスチックむき出しですが
そのおかげでイタ車などにありがちな
経年劣化による「ベタつき」がないので
それはそれでいいのかも。
では次に室内の広々感はどうか。
全長3835mmとトヨタのヴィッツより
10㎝程度短いコンパクトなサイズの
クライスラーイプシロン。
運転席、助手席は
別に窮屈感や違和感もなく
特に気になる点はなし。
右ハンドルでもペダルレイアウトが
変なことになってるってこともない。
でも、この手のコンパクトカーは
前席よりも後部座席がどうか
気になるところですよね。
後席のデザインも素敵^^
でも、しかし・・・
後席に座ってみると
足とヒザに関しては
可もなく不可もなく。
以前代車でお借りした
アバルト595よりも
全長が長いイプシロンは
さらにヒザ前に余裕がある感じ。
ただ後部座席で気になるのが
座面の短さと立った背面、
そして髪の毛がタッチする天井。
後部座席の座面が短く
背中の角度が立っているから
なんかちょこんと座らされた感じで
30分以上はご容赦願いたい系。
そして天井に髪の毛がタッチするのも
やっぱり気になるし疲れる。
筆者の身長は172㎝と
別に高いわけではないし、
胴より足の方が長いと
信じているし(苦笑)、
整髪料で髪の毛を
立ててるわけではないけど
なんかタッチするんですよね、天井に。
アバルト595の時もやっぱり
天井に髪の毛がタッチはしたけれど
座り心地はもっとまともだったような。
お次はラゲッジスペース。
奥行きはあまりないけど高さはある。
リッター数で言ったら
200リッターぐらいな感じだろうか。
2リッターの水が6本入ったケースが
4ケースは並べられそうな広さ。
普通にスーパーで買い物する程度なら
過不足ない広さは確保されてるかな。
でも正直な話すると
アバルト595を借りたときは
そのサイズのくせして広い!
と後部座席にしても
ラゲッジスペースにしても
好意的に感じたものですが、
イプシロンの場合は
「思ったより・・・」と感じたのが
正直なところではあります。。。
エンジンやセミオートマ、走りはどうか
走行距離6万kmだからちょっと埃っぽい!?
0.9リッター小排気量の
2気筒エンジンが生み出す
乾いたバタバタ感と
エンジン一回転がタイヤを
一回転させるような錯覚を生む
独特なトルク感が魅力的な
ツインエアエンジン^^
街中の信号ダッシュでは
楽勝で軽に置いて行かれるほど
決して「速さ」はないんだけども
そんな速さはどうでもいいって
思わせてくれる味わい深さのある
クライスラーイプシロン。
高速を走ってみても
追い抜き加速はちょっとキツイけど
100km/h巡行は全く問題ないし
直進安定性もしっかりしてるから
巡行時は小さな車というのを
感じさせるネガティブなものがない。
予想外だったのが料金所からの加速や
100km/h巡行してる時も、
小排気量2気筒エンジンから想像するほど
変な振動や苦しそうな感じがせず
タコメーターを見てみると
もう6000rpmも回ってるの!?
と思うことが多々あったほど。
ホント変な振動とかがステアリングにもこないから
タコメーター見ないとそんな高回転までいってるとは思わずで!
次に5速セミオートマはどうか。
マニュアルミッションを
クラッチ操作無く扱える
セミオートマ。
MT車を乗れる人なら
まったく問題のないレベルの
フィーリングじゃないかと。
変に半クラが長いとかもないし、
渋滞ノロノロでも意外と粘りがあって
あからさまにギクシャクもなく
シフトアップ、ダウンで
ガツンガツンとつながることもなく
けっこう何の気なしにシフト操作しても
平和なフィーリングです^^
そうはいってもAT車しか乗ったことない人だと
違和感あって厳しいかもですけど・・・
マニュアル操作ならいい感じの
イプシロンのセミオートマですが
AUTOモードはシフトアップ時の
減速感が気持ち悪いからMTモード
一択っていう感じでしょうか。
で、今回代車でお借りして驚いたのが
このセミオートマの耐久性。
走行距離6万kmになるイプシロンですが
5年ぐらい前にも一度借りたんですが
その5年前から今まで
特に不具合やトラブルがないらしい。
代車という不特定多数が運転し、
セミオートマの構造や特性に
無知な方も数多く運転したであろう
過酷な状況であるにもかかわらず
クラッチや油圧ポンプに不具合はなく
交換も一度もしていないとのことで!
いや~これには驚きました!
運転席ドアを開けた時のウイィ~ンっていう
油圧ポンプの電磁音も元気に聞こえてきますし^^
やはりこの手のセミAT車の場合は
油圧ポンプが急に逝っちゃって
走行不能に陥るとか
経年劣化でギクシャクが
酷くなって走れたもんじゃないとか
心配要素に事欠きませんが
代車という過酷な労務状況で
5年間も特に不具合ないってのが
驚きを通り越して
感動すら覚えたほどで・・・!
クライスラーイプシロンを
あなたも中古で狙っているなら
この事実はちょっと心強いのでは!?
イプシロンで代車生活してみて
アメリカのブランドである
「クライスラー」の名がつけど
その美しいデザインや雰囲気、
ツインエアやセミオートマのフィールは
まぎれもなくイタリア濃度高め。
イプシロンをお借りし
代車生活をしている中で
思いのほか街ゆく人の
視線を感じることもあるし
(見たことない変わったクルマだからか!?)
たしかにベンツのAクラスなど
ドイツモノのコンパクトカーと比べ
先進の機能や安楽さはなく
チープに感じる部分だってあれど
乗れば乗るほど愛着わいてくる
クライスラーイプシロン。
その孤高の存在感は
没個性の他車とは一線を画すもの。
フィアット500だとポップすぎるけど
でもイタ車のセンスとフィールは
捨てがたい・・・という向きなら
最適な選択肢になるんじゃ
ないでしょうか!?
クライスラーイプシロンの中古を買うときに「損」しないために
異彩を放つ美しき
イタリアンコンパクトである
クライスラーイプシロンを
日常使いレポートしてきましたが
あなたがクライスラーイプシロンを
中古で狙っているなら注意したい
ポイントがあります。
それは・・・
下取り額を信用しちゃダメ
っていうこと。
いま乗っているクルマを
下取りしてもらうなら
提示された下取り額、
買い取り額を鵜呑みにすると
損をする危険性があります!
実際自分でもあったのが・・・
- 12年乗って13万㎞のホンダのスポーツセダン
- 中古車屋の下取り提示額⇒10年超えてるから値段がつきません
- ネットの一括査定で相場チェック⇒40~50万
- 10年落ちだけど3万㎞のBMWM3
- 中古車屋の下取り提示額⇒340万が精いっぱいです・・・
- ネットの一括査定で相場チェック⇒400万
いや、ホント最初の事例に挙げた
「10年超えてるから値段がつかない」
って言われたのはすごく記憶に残ってて
クルマを見もせずにバッサリでしたから(泣)
でもそんなことないと思って
ネットの一括査定でホントに価値がないか
確認したら40~50万じゃないですか!
だけど「値段つかない」って言われて
良かったのかもしれません。
自分の中では12年も乗って13万㎞だから
20万ぐらいの下取り額になればいいかな
なんて思ってたから
「25万で下取れますよ♪」
って言われてたら一括査定で
相場を確認することもなくそのまま
手放してたかもしれません・・・
この時は結局45万で売れました^^
だからあなたも狙っている
イプシロンの中古があるなら
いま乗っているクルマに
どれぐらいの価値があるか
相場を確認するのがおススメです。
1~2分の入力で10万円トクするか、
それとも50万円もトクをするか。
はたまた自分の思い込みのせいで
後になって悔しい思いをするのか。
それはあなた次第です・・・!
下取り価格が高ければ
毎月のローンを1万も2万も
安くするのも夢じゃありませんし、
お目当てのクライスラーイプシロンの
購入予定を前倒しすることだって
出来ちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓